「ICL手術を受けたいけど、どのクリニックを選べばいいかわからない」「費用が高い分、絶対に失敗したくない」そんな不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は両目で50〜80万円と高額な手術です。だからこそ、クリニック選びで妥協すると後悔につながりやすいのも事実です。料金だけで選んでしまい、術後のフォローが不十分だった…というケースも少なくありません。
この記事では、ICLクリニックを選ぶうえで本当にチェックすべきポイントを具体的にまとめました。納得のいくクリニック選びができるよう、ぜひ最後まで目を通してみてください。

ICLクリニック選びで最も重要な5つのポイント
1. 執刀医の実績と資格を確認する
ICL手術の成功率は執刀医の経験と技術に大きく左右されます。チェックすべきは以下の2点です。
- ICLエキスパートインストラクターの在籍:ICLレンズを製造するSTAAR Surgical社が認定する指導医資格で、国内にはごく少数しかいません
- 眼科専門医であること:日本眼科学会認定の眼科専門医が執刀するクリニックを選びましょう
クリニックのホームページで執刀医の経歴や症例数が公開されているかも重要な判断材料です。情報を公開していないクリニックには注意が必要です。
2. 症例数の多さをチェックする
症例数が多いクリニックほど、さまざまな目の形状や度数に対する経験が蓄積されています。目安として、ICLの累計症例数が数千件以上あるクリニックは安心感があります。
参考までに、品川近視クリニックは2025年時点でICL累計症例数10万件超を達成し、スター・ジャパンから国内最多症例として6年連続で表彰されています。
3. 術後保証の内容と期間
ICL手術後、まれに度数の微調整やレンズの交換が必要になるケースがあります。そのため、術後3年以上の長期保証があるクリニックが理想的です。
保証に含まれる内容は以下を確認しましょう。
- 術後の定期検診(翌日・1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年)
- 度数調整のための再手術費用
- レンズ交換が必要になった場合の費用
- 術後の投薬費用
4. 適応検査の精密さ
ICLは目の中にレンズを入れる手術のため、適応検査の精度がレーシック以上に重要です。前房深度(目の中の空間の深さ)、角膜内皮細胞の数、水晶体の状態など、ICL特有の検査項目があります。
検査に2〜3時間ほどかけてくれるクリニック、複数回の検査を推奨してくれるクリニックは信頼度が高いです。
5. 費用の透明性
ICLの料金には、手術費だけでなく検査費、薬代、術後検診費が含まれるかどうかで総額が大きく変わります。「手術費○○万円」と安く見せておいて、検査費や薬代が別途かかるケースもありますので、必ず総額で比較しましょう。
適応検査費は含まれるか、術後の定期検診費は含まれるか、処方薬は含まれるか、再手術保証の費用は含まれるか、乱視用レンズの追加費用はいくらか。この5項目を確認すれば、クリニック間の費用を正確に比較できます。

ICLクリニックの主な特徴を知っておこう
ここでは、ICL手術を多く手がけている主要なクリニックの特徴を簡単に紹介します。
大手クリニック系
品川近視クリニックや新宿近視クリニックなどの大手は、豊富な症例数と実績が最大の強みです。多くの症例データの蓄積があるため、さまざまなケースに対応できます。全国に複数拠点を持ち、術後のフォローアップも受けやすい環境が整っています。
専門クリニック系
先進会眼科やアイクリニック東京などの専門クリニックは、エキスパートインストラクターが在籍し、難症例にも対応できる高い技術力が特徴です。最新の検査機器を導入していることが多く、精密な術前評価が期待できます。
大学病院・総合病院系
大学病院での手術は、他の眼疾患を合併している場合や、全身管理が必要な場合に適しています。ただし、予約待ちが長い、診療時間が限られるなどのデメリットもあります。
カウンセリングで確認すべきこと
ICLクリニックの多くは無料カウンセリングを実施しています。以下の質問を事前に準備しておくと、クリニックの質を見極めやすくなります。
- 執刀医は誰か、経験年数と症例数はどのくらいか
- 使用するICLレンズの種類(最新のEVO+ ICLかどうか)
- 不適応と判断された場合、無理に手術を勧めないか
- 術後にトラブルが起きた場合の対応体制
- 他院でICLを受けた方の修正手術にも対応しているか
カウンセリング時に質問に誠実に答えてくれるか、リスクについてもきちんと説明してくれるかは、クリニックの信頼性を測る重要なバロメーターです。

ICLクリニックを選ぶ際に注意したいNGパターン
料金が極端に安い
ICLの相場は両目で50〜80万円程度です。これを大幅に下回る料金を提示しているクリニックには注意が必要です。検査費や薬代が別途かかる、保証が短い、型落ちのレンズを使用しているといった可能性があります。
適応検査が簡易すぎる
ICLの適応検査は最低でも1.5〜2時間はかかります。30分程度で終わるような簡易検査では、適応判断に必要な情報が十分に得られません。
即日手術を勧められる
適応検査当日にそのまま手術を勧めるクリニックには注意してください。ICLは目の中にレンズを入れる手術であり、慎重に検討する時間が必要です。複数のクリニックでカウンセリングを受けてから決めることをおすすめします。
よくある質問
Q. カウンセリングは複数のクリニックで受けるべきですか?
はい、最低2〜3院でカウンセリングを受けることをおすすめします。クリニックごとに説明の仕方やアプローチが異なりますし、費用や保証内容の比較もできます。
Q. 地方に住んでいますが、都市部のクリニックに通うべきですか?
手術自体は1日で完了しますが、術後翌日の検診が必要なため、最低でも1泊2日の日程が必要です。先進会眼科は東京・名古屋・大阪・福岡に拠点があり、地方からのアクセスもしやすくなっています。
Q. ICLの適応年齢は何歳までですか?
一般的に21歳〜45歳程度が適応年齢とされていますが、50代前半でも目の状態次第で受けられるケースがあります。新宿近視クリニックのサイトでも年齢条件について解説されています。
Q. ICLのレンズにはどんな種類がありますか?
現在主流なのはEVO+ ICL(Hole ICL)です。レンズ中央に小さな穴が開いており、眼内の水の流れを妨げない設計になっています。従来モデルと比べて合併症のリスクが大幅に低減されています。
ICLクリニック選びで最も重要なのは、執刀医の実績と資格、症例数、術後保証の充実度です。料金の安さだけで選ぶと後悔するリスクがあります。複数のクリニックでカウンセリングを受け、リスクも含めて丁寧に説明してくれるところを選びましょう。日本眼科医会のサイトも信頼できる眼科探しの参考になります。

