レーシック手術を受けたあと、「どうやってケアすればいいの?」「いつから普通の生活に戻れるの?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。
実は、レーシックの手術自体は10〜15分で終わりますが、術後のケアが回復のスピードと仕上がりを大きく左右します。正しいケアをすれば快適に回復できますし、逆にサボると合併症のリスクが上がってしまいます。この記事では、術後にやるべきこと・やってはいけないことを時期別にまとめました。

術後すぐにやるべきこと(当日〜翌日)
保護メガネを着用する
術後は保護メガネを就寝時も含めて着用するのが基本です。寝ている間に無意識に目をこすって、角膜フラップがずれるのを防ぐためです。
「寝るときもメガネ?」と思うかもしれませんが、術後の目はまだデリケートな状態です。保護メガネはクリニックで渡されますので、指示された期間はしっかり着けてください。だいたい1週間くらいが目安です。
処方された目薬を使う
術後に処方される目薬は主に3種類です。
- 抗菌薬:感染症を防ぐための目薬
- 消炎薬:炎症を抑える目薬
- 保湿目薬(人工涙液):ドライアイを防ぐ目薬
これらを指示された回数・タイミングで確実に使うことが非常に重要です。「面倒だから適当に…」はNGです。点眼のサボりが感染や炎症の原因になります。

術後1週間の注意点
術後1週間は回復の最も大切な時期です。以下のことに気をつけましょう。
- 目をこすらない(フラップがずれる原因に)
- 目に水が入らないようにする(感染予防)
- アイメイクは禁止(化粧品が目に入るリスク)
- 洗顔は目の周りを避ける(濡れタオルで拭く程度に)
- 入浴はシャワーのみ(湯船に浸かるのは1週間後から)
洗髪のときは美容院のように仰向けで洗うのがおすすめです。目に水やシャンプーが入るのを防げます。
仕事への復帰はデスクワークなら翌日〜2日後から可能なケースが多いです。ただしパソコン作業は目が疲れやすいですので、こまめに休憩を取ってください。
術後1ヶ月までの注意点
激しい運動は控える
ボールが目に当たる可能性があるスポーツ(野球、サッカー、テニスなど)は1ヶ月以上控えるのが安全です。ジョギングやヨガなどの軽い運動は、1週間後からOKの場合が多いです。
水泳は感染リスクがありますので1ヶ月は禁止です。温泉やサウナも同じく1ヶ月は避けましょう。
紫外線対策を忘れずに
外出時はサングラスを着用しましょう。術後の角膜は紫外線に敏感で、ダメージを受けやすい状態です。特に天気の良い日や海・山に行くときは必須です。
飲酒は控えめに
お酒を飲むと目が乾燥しやすくなりますし、酔って目をこすってしまうリスクもあります。術後2〜3日は禁酒、その後も1週間くらいは控えめにするのがベストです。

定期検診のスケジュール
術後の定期検診は必ず受けましょう。一般的なスケジュールは以下の通りです。
- 翌日:フラップの状態、視力チェック
- 1週間後:回復状況の確認
- 1ヶ月後:視力の安定度チェック
- 3ヶ月後:ドライアイの経過確認
- 6ヶ月後:最終的な視力の安定確認
- 1年後:長期的な経過観察
「もう見えるから大丈夫」と思っても、自覚症状がなくても問題が起きていることがあります。面倒でも検診はサボらずに行ってください。
術後のドライアイ対策
レーシック後に最も多い副作用がドライアイです。術後は角膜の神経が一時的に切断されるため、涙の分泌量が減ります。しかし安心してください、3〜6ヶ月で改善するケースがほとんどです。
ドライアイを和らげるための対策はこちらです。
- 人工涙液をこまめに点眼(1日4〜6回が目安)
- 加湿器を使う(特にエアコンの効いた部屋で)
- パソコン作業は1時間に10分休憩(意識的にまばたきを増やす)
- エアコンの風を直接顔に当てない
- オメガ3脂肪酸を含む食品(青魚、くるみなど)を積極的に摂る
術後の視力変動は正常
手術直後は視力が安定しないことがあります。朝と夜で見え方が違ったり、日によってクリアさが変わったりするのは正常な回復過程です。
だいたい1〜3ヶ月で視力が安定してきます。焦らず、ゆっくり回復を待ちましょう。もし3ヶ月経っても視力が不安定な場合は、クリニックに相談してください。

よくある質問(Q&A)
Q. 術後いつからコンタクトレンズをつけられますか?
基本的にレーシック後はコンタクトは不要です。もし再度必要になった場合は、最低3ヶ月後からで、眼科医の許可を得てからにしてください。
Q. 車の運転はいつからできますか?
術後2〜3日が目安です。ただし見え方に不安がある場合は無理しないでください。夜間の運転はハロー・グレア(光のにじみ)が出ることがありますので、慣れるまで控えた方がよいでしょう。
Q. 術後に目をこすってしまったらどうすればいいですか?
軽く触れた程度なら問題ないことが多いですが、強くこすってしまった場合はすぐにクリニックに連絡しましょう。フラップがずれている可能性がありますので、早期対応が大切です。
Q. 術後の目薬は市販品でもいいですか?
処方された目薬を必ず使いましょう。市販の人工涙液は併用OKの場合が多いですが、防腐剤入りは避けた方がよいです。必ず医師に確認してから使ってください。
まとめ
レーシック術後のケアで覚えておくべきことは「処方目薬を確実に使う」「保護メガネを着ける」「定期検診を受ける」の3つです。
特に術後1週間は回復の最も大切な時期です。目をこすらない、水を入れない、化粧しないの3原則を守りましょう。ドライアイは3〜6ヶ月で改善するケースがほとんどですので、焦らずケアを続けてください。
日本眼科医会では術後ケアの情報が確認できます。日本眼科学会のガイドラインも参考にしてください。困ったことがあったら日本白内障屈折矯正手術学会のサイトでも専門的な情報が得られます。

