ICL手術を受けた後って、「いつから普通に生活できるの?」「何に気をつければいいの?」と気になりますよね。手術自体は30分程度で終わりますが、術後のケアが手術の成功を左右すると言っても過言ではありません。
この記事では、ICL術後の回復スケジュールから生活制限、仕事復帰のタイミングまで詳しくまとめました。手術前に読んでおけば、術後の生活をスムーズに送れるはずです。

術後の回復スケジュール
手術当日
手術は片目10〜15分、両目で30分程度で終了します。手術直後からぼんやりですが見えるようになります。ただし少しかすんだ感じが残ることもあります。
帰宅後は安静にして、目をこすったり、水が入ったりしないように注意しましょう。保護用のゴーグルを渡されるクリニックが多いため、寝るときもつけておいてください。
翌日(1日後)
翌日検診でクリニックへ行きます。多くの方が裸眼で1.0以上の視力に回復していることに驚かれます。レンズの位置や眼圧に問題がなければ、軽いデスクワークは可能になります。
ただしまだ目が敏感な時期ですので、長時間のスマホやPC作業は控えめにしておきましょう。
1週間後
ほぼ日常生活に支障なしです。視力も安定してきて、かなり快適に過ごせるようになります。目薬は医師の指示通り続けてください。
1ヶ月後
ほとんどの生活制限が解除される時期です。プールや温泉もOKになります(クリニックによって多少前後します)。視力の安定度もかなり高くなってきます。
3ヶ月〜6ヶ月後
視力が完全に安定します。最終的な視力はこの時期に確定することが多いです。

術後にやってはいけないこと
術後1週間の制限
- 目を絶対にこすらない(レンズがずれるリスク)
- アイメイク禁止(感染リスク)
- 洗顔は目を避けて(水が目に入らないように)
- 洗髪は美容院スタイル(上を向いて洗う)
- 飲酒は控えめに
術後1ヶ月の制限
- プール・温泉・サウナは禁止
- 激しいスポーツ(球技、格闘技など)は控える
- 目を強くこする・ぶつけるような動作は避ける
- ダイビングは2ヶ月以上経ってから
術後に目をこすることが最も危険です。ICLレンズがずれたり、感染症のリスクが高まります。無意識にこすらないよう、寝るときは保護ゴーグルをつけましょう。
目薬のスケジュール
術後は3種類程度の目薬を処方されることが多いです。
- 抗菌薬:感染予防のため(1〜2週間)
- 消炎薬:炎症を抑えるため(1〜3ヶ月)
- 人工涙液:乾燥対策(必要に応じて)
目薬は自己判断でやめないでください。「もう大丈夫そう」と思っても、医師の指示があるまで続けるのが鉄則です。
定期検診スケジュール
| 時期 | 検査内容 |
|---|---|
| 翌日 | 視力・眼圧・レンズ位置の確認 |
| 1週間後 | 視力・眼圧・炎症の有無 |
| 1ヶ月後 | 視力安定度・レンズ位置の最終確認 |
| 3ヶ月後 | 視力・眼圧・眼底検査 |
| 6ヶ月後 | 総合チェック |
| 1年後以降 | 年1回の定期検診 |
特に最初の1ヶ月は検診を絶対にサボらないでください。レンズの位置ずれや眼圧上昇を早期発見するために重要です。

術後のドライアイについて
ICLはレーシックに比べるとドライアイになりにくい手術ですが、術後数週間は目が乾きやすいと感じる方もいます。これは切開部分の回復過程で一時的に起こるもので、ほとんどの場合は自然に改善します。
乾燥が気になるときは人工涙液を使ってケアしましょう。処方された目薬以外のものを使いたい場合は、必ず医師に相談してください。
仕事復帰のタイミング
- デスクワーク:翌日〜3日後(こまめに休憩を入れて)
- 接客業・軽作業:3日〜1週間後
- ドライバー:3日〜1週間後(視力安定確認後)
- 肉体労働:1〜2週間後
- スポーツ選手:1ヶ月後(競技による)
仕事復帰のタイミングは個人差があるため、翌日検診の結果を見て医師と相談するのが一番確実です。
術後にこんな症状が出たらすぐ受診
- 急激な視力低下
- 強い痛みが続く
- 目が真っ赤に充血する
- 目やにがひどい
- 光がまったく見えない
これらの症状は感染症やレンズのトラブルのサインの可能性があります。すぐにクリニックに連絡しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 術後いつからお酒を飲んでいいですか?
A. 1週間は控えた方がいいです。アルコールは血管を拡張させるため、術後の炎症が長引く可能性があります。1週間後からは少量ならOKです。
Q. コンタクトレンズは使えますか?
A. ICLを入れた上からカラコンなどを使うことは基本的には可能です。ただし医師に相談してからにしてください。
Q. 飛行機に乗っても大丈夫ですか?
A. 術後1週間経てば飛行機は問題ありません。機内の乾燥対策として人工涙液を持っていくと安心です。
Q. 術後に近視が戻ることはありますか?
A. ICLレンズ自体の度数は変わりませんが、もともとの近視が進行すれば見え方が変わることはあります。その場合はレンズ交換で対応可能です。

まとめ
ICL術後は翌日からかなり見えるようになりますが、1ヶ月は目に負担をかけない生活を心がけることが大事です。目をこすらない、プールや温泉は我慢、目薬は指示通り使う、定期検診は必ず行く。
この4つを守れば、快適な裸眼生活を手に入れられます。術後のケアは手術の一部と思って、しっかり取り組みましょう。
参考リンク:日本眼科学会|日本眼科医会|STAAR Surgical公式

